お仕事情報を検索していると「社員寮付き」「寮完備」と記載されているのを見かけます。住み込みの求人情報は気になるけど「住み込みの仕事はやめとけ」なんていう言葉やアドバイスも。なぜ「やめとけ」と言われるのでしょうか?理由は何でしょうか。
住み込みの仕事
住み込みでの仕事は、勤務先が指定している社宅、寮などがあり、そこに住むことができるお仕事です。求人情報では「社員寮付き」「寮あり」「寮完備」「寮費無料」などと掲載がされています。住み込みの仕事は仕事を始めると住むところも利用できるので、貯金がないけど引っ越したい、実家を出て馴染がない土地で働きたいなど家と仕事を同時に探している人にとってはとてもメリットがあり、おすすめの仕事のように感じます。でも、住み込みの仕事はやめとけと思わずいってしまいたくなるようなデメリットが存在するとか?どういうことなのでしょうか。
住み込みの仕事はやめとけと言われる理由は?
「住み込みの仕事はやめとけ」という人や噂も聞かれます。やめとけと言われる理由は、メリットよりデメリットを強く感じた場合にいわれますが、住み込みの仕事にはどんなデメリットがあるのでしょうか。
住み込み仕事のデメリット
住み込みの仕事には以下のようなデメリットがある場合があります。
プライベートが無いように感じる
勤務先の寮を利用するということは、つまり住む場所も会社の人と一緒ということです。仕事が終わった後や休日にも社員と顔を合わせることになります。寮でのイベントが企画されているなど家に帰ってからも、仕事の延長のように感じてしまい、仕事のオンオフがはっきりとしなくなってしまいます。仕事後も職場の延長のような感覚を持ちやすく、「仕事とプライベートを切り分けたい」という人にとっては大きなデメリットに感じてしまいます。
食事などに頻繁に誘われる、1人の時間を過ごしたいのに誘いを断りづらいなど休日にリラックスできないこともありえます。プライベートと仕事の切り分けを難しく感じてしまい、自分のプライベートが無いように感じてしまうこともあります。近くに住んでいるからと休日に出勤・駆り出されることも。寮といっても色々な種類があります。特に個室が無い場合、お風呂やトイレが共同の場合にはプライベートな時間の確保が難しくなる可能性が高くなります。
住む場所を選べない
住み込みといっても様々なタイプの寮があります。ワンルームの場合もあり、この場合は1人暮らしのように暮らせます。ただ、個室に住めるとは限りません。共有スペースを自由に使えない場合もあります。また、老朽化して古い、騒音が酷いなどの可能性もあります。自分の住みたい物件を探し、企業に申請して借り上げ社宅にする場合もありますが、事前に企業が保有している部屋を利用する場合には、どんな寮かどんな部屋か、好みの場所を選ぶことが難しいというデメリットがあります。好きな場所に住みたい!部屋の間取りにこだわりたい!など住む場所にこだわりが強いと選べない寮を苦痛に感じ、住み込みの仕事はやめとけと言いたくなりそうです。
仕事を辞めると引っ越しが必要
仕事を辞めると引っ越しが必要になるのは、住み込みの仕事の宿命です。仕事をしているから住むことができる場所ですので、仕事を辞めたら住むところも失うというデメリットがあります。会社がブラックで辞めたいと思っても、家もなくなるから辞められないなんていう事もあるかもしれません。また、住み慣れた気に入った場所でも仕事をやめたら引っ越さないといけません。仕事と家を同時に失うことになるのでそういった面で「やめとけ」と言われてしまうかもしれませんね。
住み込み仕事のメリット
ただし一概にやめとけとは言えない場合もあります。住み込みの仕事にはメリットもあります。
住むところの心配が要らない
住み込み仕事の最大のメリットは、住むところの心配が要らないということです。賃貸の場合は、自分で物件探しをして契約する必要があります。住居を借りるための契約や手続きは煩雑です。せっかく良い条件のお家が見つかっても職場から遠い場合や、アクセスが悪いということも。住み込みの仕事なら、家探しをしなくてよい、住むところの心配が要らないというのは大きなメリットです。
貯金が出来る
住居費は生活費の中で大きな割合を占めています。住み込みの仕事では、無料で利用できる寮があったり、通常の賃貸物件よりも安い家賃で住めたりする場所があります。
ワンルーム・1K・1DK/マンション・アパート・一戸建ての相場
(2023年10月現在)
札幌市中央区 4.61万円
札幌市北区 4.29万円
函館市 3.97万円
旭川市 4.55万円
釧路市 4.48万円
帯広市 4.34万円
参照)ホームメイト 北海道の家賃相場から賃貸物件を探す
https://www.homemate.co.jp/soba/pr-hokkaido/
北海道でも地域によりますが、1人暮らしをしようと思うと4万円程度は必要になります。
住み込みの仕事なら、家賃が節約できますので住居費で浮いた分で、貯金をしたり他に自分が使いたいことにお金を使えます。会社によっては、電気代や水道代まで含まれている場合もあります。その場合はもっと貯金できそうですね。住み込みの仕事はお金が貯まりやすいというのは大きなメリットです。
通勤が楽
社員寮は会社の近くにある事も多いです。その場合、通勤が楽になります。通勤時間は毎日かかるものです。住み込みの仕事なら、職住近接で生活の質が大きく向上することも。暑い日、寒い日、雨の日など通勤が億劫になりがちな日に職場が近いことはとても助かります。送迎バスがでている寮もあります。ただし、お仕事によっては寮が遠い場合もありますので、事前の確認がおすすめです。
住み込みの仕事選びで失敗しないためには?
住み込みの仕事のメリットとデメリットを比較してみて、いかがでしたか。住み込み求人選びで失敗しないためには、なるべくデメリットを減らしたいですね。「住み込みの仕事はやめとけ」という人は、デメリットを強く感じる人です。先に書いたようにプライベートな空間を大事にしたい人や、オンとオフの切り替えをしっかりしたい、と考える人には向いていなさそうです。反対に社交的で、会社の人たちとも仲良くしたいという人には良さそうな環境ですね。性格の違いもあります。自分が住み込みの仕事に向いてそうかどうか、自分の性格と考えてみましょう。
また、寮は毎日生活する場所ですので、住み込みの仕事をする際にどんな場所に住むことになるのか確認がおすすめです。個室なのか、寮費はかかるのか、いくらか、寮費が掛かるのか、水道光熱費などの費用は会社負担か自己負担か、家具はあるのかないのか、など「住み込みの仕事」といっても住居費環境は大きく異なります。
【高校生でも働ける】おすすめ住み込みバイト!
夏休み、冬休みだけ住み込みでバイトできるリゾートバイトは高校生や学生の方にもおすすめです。
住み込みにはどんな仕事がある?求人情報
住み込みの仕事には具体的にどんな求人があるでしょうか。ASK JOB(アスクジョブ)で現在募集中の社員寮がある求人情報を検索する事が可能です。ASK JOB(アスクジョブ)には短期のリゾートバイト、長期的な仕事、社員寮がある仕事、資格が必要な専門職から初心者も可能な仕事まで色々な求人情報が掲載されています。
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