住み込みの仕事はきつい？そんな口コミや体験談を聞いたことがある人もいるかもしれません。自分が住み込み仕事をはじめたいと思っているときに「きつい」「つらい」「大変」、そんなネガティブな口コミを聞いてしまうと不安ですね。住み込みの仕事はなぜきついと言われるのでしょうか。理由はなんでしょうか。どんなところがきついのでしょうか。
住み込みの仕事とは
住み込み仕事とは、勤務先で住むところが用意されている仕事です。住み込みの仕事であれば、自分で住むところを探す必要が無く、勤務先が用意した住居を利用することができます。住み込みの仕事は求人情報には「寮あり」「寮完備」「住み込み可」「住み込みあり」などと記載されています。住むことができる場所は、社員寮、借り上げ社宅、併設した住居などがあります。一言で「住み込みの仕事」といっても、寮の費用が無料の場合、一部を負担するなど勤務先により様々です。住み込み仕事には、ホテルや温泉旅館に住み込みで行う仕事、農業関連の仕事、建築現場、工場業務で寮がある仕事など色々な仕事があります。
なぜ？住み込みの仕事がきつい口コミの理由
住み込み仕事がきついと感じる人の口コミや体験談には共通して「ここがきつい」「ここがつらい」という声があります。なぜ住み込みの仕事がきついのでしょうか。住み込み仕事を体験した多くの人が「きつい」「つらい」と感じるのはどんな理由でしょうか。以下で見ていきます。
住む場所がきつい
住み込みの仕事は、どんな場所に住むか選ぶことができない事が多くなります。賃貸として自分で探して契約するのであれば、駅からの距離、周りにある施設などの立地や部屋の広さや間取り、ご近所さんや部屋の雰囲気など色々な点を考慮してなるべく自分の希望に近い場所を選ぶことができます。ですが、住み込みの仕事は会社側が用意している寮などに住むことになるので、賃貸のように数ある中から好みの場所を選ぶことが難しくなります。
住み込みの仕事で住むところは本当に様々です。ワンルームの部屋で、快適な独り暮らしのような部屋だという場合もあれば、お風呂、トイレが共同となる寮のような住居もあります。ワンルームの部屋をイメージしていたのに、プライベートな空間が少ない大部屋のような場所ではきつく感じてしまいます。考えていたよりも古く、狭い場合もあります。立地も選べないため、周りが田舎できついとなる可能性もあります。近くにコンビニがない、どこかに出かけるにはバスなどを利用しなければならないなど、都会の便利な場所が好みだと、住む場所が不便でつらくなってしまいますね。住み込み先がイメージと違ったというのはきついと感じる理由になります。
また、住むことになる寮にはルールがあることがあります。門限があり深夜は外出できない、外泊には届け出が必要、夕食時間に制限がある、掃除など当番があるなどまるで学生寮のように厳しいルールがある寮もあり、こういったルールに不満があるときついと感じてしまいやすくなります。
家はくつろぐ場所です。疲れて帰っても住むところが快適だとリラックス、リフレッシュができ次の日も気持ちを切り替えて頑張りやすいですが、住む環境になじめないといつまでも疲れが抜けず、疲れがたまってしまい、仕事に行くのがきつくなってしまうかもしれません。様々なルールにより精神的に自由を感じることできずきつく感じてしまうかもしれません。仕事そのものより、住むところがきついので住み込み仕事がきついという口コミや体験談があります。
仕事がきつい
仕事内容自体がきついという声もあります。住み込み仕事のほとんどは肉体労働、工場勤務など体を動かす仕事となっています。想像以上に体力を消耗し、きついと感じる仕事もあるでしょう。また深夜勤務やシフト勤務で体内時計がくるってしまい、仕事がきついと感じることもあります。これまで、オフィスワークしたことがない人にとっては、住み込みがきついというよりは、慣れない肉体労働がきつくて住み込みの仕事がきついという感想を持ちやすくなります。
住むところが近いことが職場に知られているため、急な休日出勤をたのまれたり、シフト勤務の交替を依頼されたりしやすいのもきついところです。緊急の対応を頼まれてしまい、休みの日なのに休めないのはつらいですね。本当は家でゆっくりやすみたい日に交替を頼まれたら「用事があるから」などの言い訳もしづらいです。住み込み仕事は仕事自体が、きついという口コミや体験談があります。
人間関係がきつい
住み込みの仕事は、家に帰った後も会社の人と一緒に居るような気分になるかもしれません。例えば、一棟のアパートが全部会社の人という場合があります。お隣さんも、下の階、上の階に住む人も全員同じ会社の人。上司や先輩、苦手な人が近くに住んでいるということもあります。その様な住居になると、仕事が終わった後や、休日にも同僚と顔を合わせる狭い人間関係になりストレスを感じてしまいがちです。
仕事で嫌な気分になった日も、精神的につらいことがあった日も、家に帰って気分転換をしてまた次の日から仕事を頑張れるという人は多いのではないでしょうか。住み込み仕事では帰宅後も気分転換が難しくなり、プライベートと仕事の切り分けを難しくつらいと感じる、プライベートな時間の確保が難しくつらいと感じるなどずっと職場にいるような感覚になり、住み込みの仕事は人間関係がきついという口コミや体験談があります。
引っ越しがきつい
住み込み仕事は特定の勤務先で仕事をしているから住む場所を利用できる訳なので、気に入っている部屋だとしても、仕事を辞めると引っ越さないといけません。仕事をやめたらホームレスになってしまいます。家を借りる時に仕事がないと借りづらいのもつらいところです。仕事をやめたいけど、引っ越しはしたくないという事は難しくなります。住み心地のよい部屋、便利な土地で気に入っていたとしても引っ越しが必要となります。住み込み仕事で無料の寮を利用していたら、引っ越し後は自分で住居費を払わなければいけません。住み込みの仕事を辞めると、家も仕事も同時に失うことになってしまいますので、つらさを感じる人もいます。
住み込み仕事がきついと感じない人はどんな人
住み込みの仕事がきついという口コミや体験談について、きついといわれているいくつかの理由を紹介しましたが、全員がきついと感じるわけではありません。中にはきついと感じない人もいます。どんな場所でも住めればよい、肉体労働をする体力がある、共同生活は問題ない、会社の人とも仲良くしたいので寮の方が良い、これまでも住み込みの仕事をしてきたなど人によっては、住み込み仕事を問題なく続けている人や、あえて住み込み仕事を選ぶ人もいます。
住み込み仕事がきつい、つらいという人もいますので「きつい」と感じる度合いは性格や割り切りなどによる部分があります。どんな仕事にも辛い面があるものですが、きついより住み込み仕事で感じる「メリット」が大きい場合はきついと感じる気持ちが和らぎます。メリットがあるからとあえて、住み込みの仕事を選ぶ人がいるのです。
キツイだけじゃない！メリットもある住み込み仕事
住み込み仕事にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
住む場所の心配が要らない
住み込み仕事は住居の心配が要らないという大きなメリットがあります。家を探すのはなかなか大変です。探すのはもちろん、手続きや審査も大変なことがあります。引っ越しのための費用もそれなりの金額が必要です。仕事も家も同時に探している人にとっては、住み込み仕事なら、住むところも仕事の心配も要らないというのは、つらさにも変えがたい大きなメリットになります。
お金を貯めやすい
住み込みの仕事では、住居に関する費用が無料なこともあります。生活していく上で1番多い出費になる家賃を節約できますので、浮いたお金を貯金することができます。一部家賃がかかっても、通常の賃貸物件の相場よりも、安めの賃料で使用できる場合が大半あります。電気代や水道代まで含まれている場合もあります。住み込み仕事は、住居費がかからないのでお金が貯まるというメリットもあります。
職場によりますが、家具や家電がついている寮を利用できる勤務先もあります。実家を出て1人暮らしを始めようという人などは、家具や家電を一から揃えるとかなりの出費です。家具、家電が付いている場所を利用できるなら大きく節約できますね。
通勤が楽
また、寮が会社の近くにあることが多いので、出勤時や帰宅時に満員電車で疲れることもありません。通勤が楽になるメリットがあることもあります。離れていても寮の近くから送迎バスがでているなど、勤務先が用意した場所に暮しているからのメリットがあることが多くなります。
きついと感じる前に！住み込み仕事で確認しておきたい点
きついと言われることもある住み込み仕事ですが、メリットもあります。また、きついと感じない人はどんな住み込み仕事をしているのか、仕事に就く前にどんな点を確認しているのか確認しておきたい点があります。
どんな場所に住むのか
「住む場所がきつい」という口コミや体験談がありますので、可能ならどんな場所に住むのかを確認しておいた方が安心です。立地はもちろん、自分はどんな住むことになるのか、ここで大丈夫そうか、個室なのか、プライベートな空間はあるのかなどです。どんな場所に住むのかの重要度は人それぞれで、もちろん個室でなくても共同のお風呂でも全然構わないという人も居ます。住むところが大事だという価値観の人は、確認しておいた方が良い点です。
どんな仕事内容なのか
体力がないのに体力がいる仕事はきついですし、人と話すのが苦手なのに接客の仕事はきついです。自分に合わない仕事はきついと感じやすいので、どんな仕事内容なのかは必ず確認しておきましょう。立地がよいから、時給が良いからなどの条件だけで選んでしまうと続かなくなってしまいます。自分ができる仕事なのか、どんな仕事内容なのかは確認しておきたい点です。
実際、住み込みの仕事はデスクワークよりも体を動かす仕事の求人数が多くなります。住み込みが仕事はきついという体験談の中には肉体労働がきついという声もあります。今まで肉体労働をしたことが無い方は、きついと感じやすくなってしまいます。
優先順位をきめる
これまで説明してきたように、住み込み仕事にはメリットもあるがきついと感じやすい面があります。色々メリットに対し、デメリットを比べて自分はどう感じるのか、仕事に求める優先順位は何なのか、自分の優先順位をしっかりと決めておきましょう。
どんな仕事にもメリットとデメリットがあります。つらいと感じるからすぐ辞めたいと思う人が居る仕事だとしても、同じ仕事でも頑張って続ける人も居ます。その人にあう仕事や環境はひとそれぞれです。「きつい」という人が多い仕事でも、自分はきつく感じないという事だってあります。きついけど短期間でお金を貯めたいので、工場勤務で住み込みとして働くという目的をもっているスタッフさんもいます。
どんな仕事や環境を希望するのか、自分はどんな性格なのか、何が得意で、何が不得意なのか、何をきついと感じて、きついと感じないのか、一度向き合って見ることが大切です。どんな仕事もそうですが、結局はその人に合う合わないの問題で「きつい」人と「問題ない」という人に意見が分かれます。1人では自分が、住み込み仕事にあっているかあっていないか分からないなら、転職エージェントなどに相談するのもおすすめですよ。
どんな仕事がある？住み込みの仕事
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