退職を引き止められた時の上手な断り方
退職の話を会社や上司にする際、引きとめる為の言葉がいくつかあります。
辞めることを決意した後は、周りの言葉に惑わされずに強く退職の意思を持たないと辞められないことがあります。また、退職の話を会社や上司にする際、引きとめる為の言葉がいくつかあります。
待遇を良くするから
→今までの実績に応じて、給料のアップや勤務地の移動等、優遇した条件を提示されることがあります。その場合、一度、自分の中で飲める条件かを吟味することは悪いことではありません。自身の気持ちと条件を天秤にかけてみて、メリットがある方を選びましょう。それでも「辞めたい」気持ちが大きい場合は、「お気持ちは嬉しかったのですが」と前置きしたうえで、辞める気持ちが変わらなかった事を伝えましょう。
この仕事を誰が穴埋めをするのか
→それは、上司や会社が判断することであり、退職を希望する自分が考える必要はないことを伝えましょう。また、引き継ぎについてもしっかりと考えている事を伝え、引継ぎ書類の作成方法にフォーマットがあるかなども確認しておきましょう。
個人的に話をしようとする
→仕事が終わった後に話をしようと食事に誘われることがあります。個人的に親しく、退職について親身になってくれていると感じられる相手でしたら付き合ってみても良いですが、飲酒をする際には判断が揺らぐ事もありますので控えめにした方が良いでしょう。飲食の際には「私のために時間を割いていただいて感謝している」事を伝え、決心がゆるぎないものであると伝えましょう。
退職挨拶の仕方とマナー
無事に退職届が受理され、いざ退職となると必ず挨拶を求められるでしょう。この退職の挨拶で取り入れたい内容は報告、感謝、今後の発展です。
次の会社が決まっている場合でもプライベートな話は避け、会社の先輩、同僚への感謝を伝え、今後の会社の発展の祈願を1分以内で伝えるようにすると良いでしょう。
特にお世話になった上司、同僚へは改めてメールや文面で挨拶をする事をお勧めします。思い出や今となっては笑い話の失敗談をおり織り交ぜると、職場を離れた後でも良好な関係が続く事が多いようです。退職をする際には、立つ鳥跡を濁さず、晴れやかな気持ちで挨拶をしましょう。
失敗しない退職の伝え方
退職の意思を会社に伝え、円満に退職する際にはいくつかの注意点があります。
まずは、勤務時間内に直属の上司に直接話をする事です。
「今日お時間いただけますか」と声をかけ、会議室などで話すのが理想です。話しにくいからと書面やメールで伝えるのは相手に失礼ですし、退職の日まで居心地が悪くなる可能性があります。
面談では個人的な理由で退職をすると伝えましょう。仮に会社に不満があったとしてもその思いをぶつけるのでは無く、いわゆる「一身上の都合」としておきましょう。会社に不満があることを「理由」にあげた場合、その不満を解消されてしまったら退職しずらくなる事もあります。また、転職の際に「前職照会してもいいか」尋ねられることもあるので、不満を口にして退職した場合「辞め方が悪かった」などと言われてしまう可能性もあります。いずれにせよ、自分の印象が悪くなることは避けましょう。
確実に退職をしたい場合には、事前に家族や同僚以外の親しい友人に相談をするのも良いでしょう。周りの理解を得ることで不安な気持ちを乗り越えることもできますし、今までの状況からアドバイスをもらうなどプラスになることもあります。しっかりと準備をし、何をどう説明するか頭の中で組み立ててからてから、伝える事が大切です。
中途入社の挨拶 ~注意点とサンプル~
中途入社の場合、初日の挨拶で第一印象が決まると言っても過言ではありません。最初の印象はしばらくついて回ります。
そのため、挨拶の際にいくつかの注意点があります。下記を参考に何を言うか考えておき、できれば文章にしておくと良いでしょう。
最初の挨拶では簡潔に、誰でも分かる簡単な出身地などのあたりさわりのない無い話をして、コミュニケーションをとりやすい状態にするのが得策です。
全体の大きな挨拶の場合、職歴と経験した業務、これから仲間として一緒にがんばりたいと前向きなスピーチを元気にしましょう。
部署内の挨拶で、即戦力としての採用であれば、実績がある人という印象を持ってもらうことは必要ですが、過去の実績や経験を自慢と捉えられないような表現で伝えるようにしましょう。
NGな表現は、聞かれていないのに前職の社名を大きく出す、過去の実績や経験を自慢げに話す姿勢などです。
どこでも通用する挨拶は次のようなものになります。
「本日よりお世話になる○○です。いち早く仕事を覚え、皆様の役に立てるよう努力いたします。
出身地は○○、趣味は○○です。どうぞ宜しくお願いいたします。」
退職理由の例文・サンプル
面接や入社後に前職の退社理由について問われる事が殆どですが、あからさまに前職のイメージダウンになる事を伝えるのは良い評価を受けません。
例えば
労働時間が多すぎて耐えられなくなった場合は……
→やりがいは感じていましたが、残業時間が多く自分がスキルアップをする為の時間を確保する事ができなかった為、退職をしました。こちらではワークライフバランスもとれ、スキルアップもできると伺い、入社できて嬉しいです。
リストラされてしまった場合は……
→会社の業績に貢献をするよう努力をしましたが自分のスキルが至らない部分もあり、結果が少し伴いませんでした。これから自分の得意とする分野や培った経験を生かして御社へ貢献をしていこうと思っています。
このように、前向きな話をするようにしましょう。
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