社員寮はやめとけという人も居ます。社員寮のある会社のメリット・デメリットは何でしょうか。社員寮がある求人にはどんな情報があるでしょうか。以下で見ていきます。
社員寮とは?
社員寮とは、文字通り社員を住まわせるための住居です。会社所有の建物の場合は福利厚生として建てられているため家賃は無料(!)または近隣の家賃相場の10~15%程度で住めるように設定されていることがほとんどです。
平成初期までは、水道光熱費も会社持ち、朝晩2食が用意され、お風呂は大浴場、共用の部屋があり個室は寝るための最低限のスペース……という寄宿舎のような寮も多かったのですが、現在は一般的なアパートやマンションタイプでプライバシーがしっかり守られている寮の方が多くなりました。個室タイプの場合、水道光熱費は会社によって対応がまちまちです。
社員寮の種類
社員寮は主に3種類あります。
独身寮
独身寮は、一般的に入社1年目から7年目くらいまでの未婚社員が住む寮です。一人暮らしよりも家賃を安く抑えられるため、まだ給料が多くない新入社員にとっては、金銭面での不安が軽減されるでしょう。
単身赴任寮
単身赴任寮は、配偶者や子どもなど家族と離れて一人暮らしをする社員が住む寮です。会社によっては、休日などに家族がくる可能性を考慮して、独身寮に比べ広めの部屋を提供される場合があります。
家族寮
家族寮は、会社で働く社員とその家族が住む寮です。「社宅」という言葉は、家族寮とほぼ同じ意味で使われています。会社の近くに費用を抑えて家族と一緒に住めるので、家族との時間を有意義に過ごすことができるでしょう。
社員寮がある会社
社員寮がある会社の場合、住居は職場内の住み込みまたは、徒歩や車、公共交通機関を使って数分~十数分の範囲で用意されている場合が多いです。物件としては先述の会社が所有しているマンション・アパートの場合に加え、一般の物件を借り上げて社員寮・社宅としている場合もあります。リゾート地のホテルの場合、ホテル内や同じ敷地に従業員が生活するスペースが設けられていることもあります。一般的な分類として、社宅は「世帯向け」、寮は「単身者向け」と思っていいでしょう。
ただ、寮という言葉に決まりは無いため、必ずしも寮が職場の近くにあるとは限りません。職種によっては通勤に1時間ほどかかることもありますので、社員寮を希望している人は応募時に職場との距離や移動時間を確認することをお勧めします。
また、入寮には制限があることもしばしば。独身の間だけ入ることが出来る独身寮、単身赴任時に利用できる寮、新入社員時から○年間入れる、または○歳の誕生日まで利用できるなど年齢などの条件がある場合もあります。必ず寮に入りたい、○○歳までは寮に入って節約したいという方は、条件を事前に確認しておきましょう。
社員寮はやめとけ? 社員寮のメリットとデメリット
「社員寮はやめとけ」という知り合いが居た、「すぐに退寮した人が居る」と聞いたことがある、ネットで「やめておけ」という書き込みを見たなどネガティブな情報を目に耳にしたことがあるかもしれません。最初にこんな情報に触れてしまうと「社員寮は良くないんだ」と思ってしまいがちですよね。
ですがデメリットばかりなら誰も社員寮に入らなくなり、会社も「寮」の仕組みを止めてしまいます。しかし現在も「寮付き」や「住み込み」の求人はたくさんあります。
検索もされています。
「寮付き求人」の検索結果は9,570,000件(2023年8月現在)、「住み込みバイト」の検索結果は6,600,000件(2023年8月現在)です。デメリットばかりでしたらここまで検索結果は多くないと思いませんか?
寮や住み込みにはメリットもありそうです。一概に「やめとけ」とは言えないわけですね。
では「社員寮はやめとけ」という人はどうしてそう言うのでしょうか?
社員寮のメリットとデメリットをみていきましょう。
社員寮のメリット
住むところの心配が要らない
社員寮がある最大のメリットは、生活をしていく基礎である衣食住のうち、「住環境」が整っている、住むところの心配が要らないことです。賃貸住宅の場合は、物件探しに加え、初期費用の工面、住居を借りるための契約や手続きなどが必要になります。会社の近くで探すと条件が合わないことや予算オーバーとなることもあるでしょう。社員寮がある場合は、住むところの心配が要りませんので引っ越しの際にとても助かります。北海道に移住したいという場合には、社員寮がある仕事をきっかけに移住する事も可能になります。
通勤が楽
社員寮は会社の近くにある事も多くあります。その場合には通勤が楽になります。通勤時間は毎日の生活にかかわるものですから、職住近接で生活の質が大きく変わる可能性があります。ただし、寮が遠い場合もありますので、社員寮がどの辺にあるのか、事前の確認ができると安心です。
住居費の心配が要らず節約できる
社員寮があることで、住居費の心配が要らないというメリットがあります。通常の賃貸物件の相場より安めの賃料で設定されていることがほとんどです。会社によっては電気代や水道代まで含まれていたり、食事に関しても「まかない」が付く場合もあります。社員寮を利用することで住居費を節約できた結果、貯金も計画的に貯まったという人も多くいます。
一人暮らしの不安が和らぐ
一人暮らしをする場合には隣人がどんな人か、セキュリティは大丈夫かなど心配の種は多くあります。隣に同じ会社の人が住んでいる暮らしている社員寮であれば身元不明の人が隣人という事はなくなります。特に一人暮らしが不安な女性にとっては不安が和らぐことでしょう。
社員寮のデメリット
仕事とプライベートの時間の切り分けが難しい
社員寮を利用する場合は、住む場所でも会社の人と一緒にいることになります。仕事が終わった後や休日にも社員と顔を合わせるので、職場のような感覚になりプライベートと仕事の切り分けを難しく感じる人も居ます。特に個室が無い場合、お風呂やトイレが共同の場合などにはプライベートな時間の確保が難しくなることもあります。
どんな社員寮かは会社による
社員寮といっても、ワンルームマンションのようにバス・トイレ・洗濯機置き場が自室にある部屋の場合もあれば、シェアハウスのように共有する部分が多い場合もあります。食事に関しても「まかない」は食堂で皆で食べるスタイルの場合もあります。一口に社員寮といっても種類は大きく異なり、どんな社員寮かは会社の方針で決まりますので、入社後は選択の余地がない場合がほとんどです。部屋の雰囲気や間取りなど、賃貸のように数ある中から好みの場所を選ぶようなことは難しいというデメリットがあります。
どんな仕事がある? 社員寮がある求人
社員寮がある仕事には具体的にどんな求人があるでしょうか。ASK JOB(アスクジョブ)で現在募集中の社員寮がある求人情報を検索する事が可能です。ASK JOB(アスクジョブ)には短期のリゾートバイト、長期的な仕事、社員寮がある仕事、資格が必要な専門職から初心者も可能な仕事まで色々な求人情報が掲載されています。
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